13日の金曜日だ。何事も気をつけてやろう。
学童の交通安全に横断歩道に向かった。すると、細い路地の向こうに工事のとき交通整理をする人が見える。
停止棒を持って、みどりのユニフォーム、白いヘルメットを被って。
「道路を工事してるんですか?」
工事をしている状況が見えない。すると、
「川の傍を工事しているので、車はここで左折させて迂回を指示する」と言う。
工事現場は200メートルほど離れた川の傍、道路が曲がっているので工事をしている状況は見えない。
「この細い道に車を入れるんですか?」
聞くとそうだと言う。警察に工事の届けを出して迂回の了解は取り付けてあるという。
「困ったね。この道、見て御覧なさい。普通車だって両サイドギリギリでやっと通れるんだよ。しかも、ここは通学路に指定してある」
工事担当者もそうだが、警察の交通課も現場を良く知って欲しい。
安易に許可を出してもらいたくない。事故が起こったらいったいどうするんだ。
案の定、ベンツが来た。通れるかな?
1回で曲がりきれず、2回ほど前後に動いてハンドルをきりなおして
ゆっくりと狭い路地に入っていった。
入った!見るとドアミラーは両サイドが家の壁と10センチも空いていない。
児童が帰ってきた。車が2台細い路地に入ろうとしている。
「僕達、そっちに寄って。車を先に通しちゃうからね」
しかし、1回でハンドルを切っても入れない。きりなおし。でも後ろにもう1台車がいる。下がってもらわないと駄目だ。
児童を先に通すことにした。
「君達、今のうちに行ってしまってね。気をつけてね!」
後に続く女子児童が数人いたが、少し待ってもらう。
この細い道は、一方通行でもない。
そのとき向こうから入ってきた車があった。
こっちから入りかけた車は、向こうよりタイミングが遅かったので、バックして向こうの車に道を譲ることになる。
その間児童の横断と細い路地に入るのは待たせてある。
川のほうから幼児と幼稚園児位の児童を連れて若い女性が来た。
「クリーンスパにいくバスが来ないけど、ここを通していないの?」
やや怒った口調で問いかけてきた。
交通整理のおじさんはうんと言ったきり。
「何処に行ったら乗れるのよ」
「向こうの神社のところは停まると思う」
「工事をするのなら、もっと分るように表示をしてよ!」
2人の児童と幼児の手を引っ張って、路地を通って一旦向こうの道へ行ったが、すぐ戻ってきて、バスが通っているのであろう。足早に左の方向に歩いていった。
細かい点にも気を配らないと、思わぬところで迷惑をかけていることになる。
児童のなかには、工事をしている箇所を通っていく児童もいる。
そちらに向かう児童には
「川の傍で道路を工事しているんだって。傍を通るときは気を付けて通っていってね」
僅かな人数だが、一人一人に注意を促す。
今日は風が強い。春一番だったそうで、児童には
「風が強いから、帽子を飛ばされないようにね、それと何が飛んでくるか分らないから、上のほうも気をつけてね」
「はーい」
返事はしてもらったが、さて、風で飛んでくる物をどうして気をつけたらいいんだ。言ったものの、私も考えてしまった。
幸い事故はなかったようだ。

